気象情報 平年並みについて
天気予報でよく聞く言葉の1つ、「あすは平年並みの気温です。」というフレーズがあります。
この平年のデータですが、どのぐらいのデータから算出されているか。気になりますよね。
この平年のデータは30年のデータに基づいて算出されています。
現在の平均値の期間は
1981年~2010年の30年間の平均した値になります。
このデータを元に、平均並みの気温です。とか平年より早いと言う表現をしているそうです。
この平年値のデータは、気温の他に降水量や梅雨入り、梅雨明け、桜の開花など動植物の現象などに用いられています。
ちなみに
よく、2015年(今年)からさかのぼって30年前と思ってしまいがちですが。。。
平年値をとる期間は、西暦年の一の位が1の年から続く30年間と気象庁が設定しています。
データの更新もあり、更新期間は10年ごとで現在のデータは2011年に更新されたもので、次回の更新は2021年になっています。
データ10年間隔で更新する事で温暖化や異常気象など最近の環境の変化などにも対応しています。
気象データの平年値を知る事で、気象への理解や関心などが深まりますよね。
農業は気象と密着に関係しているので、これからも気象学を少しずつ学んでいければと思っています。
気象データは、気象庁のHPに掲載されています。